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薄毛の人は要注意!降り始めの雨

薄毛に悩んでいる人は世の中に多数存在することと考えられます。
そして、子どもの頃に親からよく言われた「雨には要注意だよ、特に降り始めには気をつけるんだよ。さもないとハゲるからね。」
その頃は、雨にぬれてハゲになるなら、プールに入っても同じじゃないかと子どもながらに感じていたものです。
しかし、この苦言には科学的な根拠があることが判明しています。

それは、人間の社会・経済活動の進展により、大気中に二酸化硫黄や窒素酸化物などが大量に放出され、これら酸性物質が雨や雪・霧などに溶け込むことによって、通常よりも濃度の高い酸性雨となり地上に降り注ぐようになってきたからです。
一般的に、雨の中に酸性物質が溶け込む原理は大きく分けて2つあります。
雨は雲がその基となってできるのですが、雲の粒が出来る時に酸性物質を含んでいる場合と、雨そのものが降り始める際に、地上までにある空気中の酸性物質を取り込んで降る場合の2つです。
当然のことながら、地上に至るまでに酸性物質を取り込めば、降り始めの雨は多量の酸性物質を含んだ酸性雨となりますから、これには要注意です。
酸性物質の濃度は、降り始めほど高いというデータが実在するからです。仮に薄毛の人でそれを意に介さない人であっても、酸性雨を浴びること自体、身体に良いとは決して言えません。

また、酸性雨自体が私たちの周りの自然環境を破壊し、とりわけ肥沃な土壌を酸性化させてしまうことも証明されています。
諸外国では、酸性雨が原因で森林が枯れてしまうという深刻な被害も報告されています。

では、この酸性雨ですが、酸性というからにはどれほどのPH(ペーハー)を示すのかが知りたいところです。
気象庁の観測データによれば、1996年の観測開始以降、PH4.4から5.0程度で推移しているということですから、PHの中央値である7よりも酸性度は高いと結論付けることができます。
しかし、酸性度が高いからと言って、酸性雨を浴びることが薄毛の人に要注意なのかと決めつけるのは時期尚早だと考えられます。
酸性雨を浴びてすぐに薄毛になったという科学的な裏付けはどこにもないからです。

酸性雨だけじゃない!雨でハゲると言われる理由

酸性雨を浴びるとすぐにハゲになるわけではありません。確かに、強い酸性の雨を浴びれば、人間の皮膚は何らかのダメージを受けることが想定されます。
森林を枯らすほどの酸性雨なのですから、ダメージを受けても何ら不思議ではありません。しかし、日本に降る雨の場合、観測データが示すようにPHは5.0程度の弱酸性であることがわかっています。
そして、人の肌や頭皮も殺菌などから人体を防御するために弱酸性であることが判明しています。

では、薄毛の人は酸性雨を浴びても防御作用が働いてハゲないのかというと、これには疑問符がつきます。
なぜなら、雨は空気中のホコリやチリなどを取り込んで降ってくるためで、雨を浴びて何もせず放っておくことは、このホコリやチリを頭に乗せたままの状態になるからです。
このホコリやチリが頭皮の毛穴に詰まり、薄毛の原因となってしまうのです。

その他にも、髪の毛同士が絡まって傷つき、思わぬダメージを髪に与えることも考えられます。
さらに、雨にぬれた状態はカビなどが発生しやすい状態を作り上げることになり、頭皮に悪影響を及ぼすのです。
もちろん、雨にぬれても直ぐに頭をしっかりと洗い、これらホコリやチリなどを取り除き、ヘアドライヤーで乾かすなど、常に清潔な状態を保つことができれば課題はクリアできることでしょう。

しかし、職場に向かう途中で雨に降られ、そこまでする人など皆無に近いと推測されます。
そのため、酸性雨に有効な対処法として、カバンの中には常に携帯傘を用意し酸性雨から頭皮を守ること、次に、雨に濡れたらタオルなどを使ってしっかりと乾かし、ホコリを取り除くとともに、カビなどが繁殖しにくい良好な環境を維持しておくことが大切です。
髪は長ーいお友達というコマーシャルもあったくらいです。たかが酸性雨とあなどることなく、酸性雨がもたらすホコリやちり、カビなどにも注意を払い、自身の頭をしっかりとケアしたいものです。